噂で買って事実で売る

「噂で買って事実で売る」という投資格言があります。
最近、東京市場の昼休みや場中に妙な噂が出て後場急騰するけれど、翌日以降続かない場面がチラホラありますね。
昨日の東京市場は米公的資金注入の噂で上げましたが、昨晩のNY市場は結局大幅安。
噂で売る、事実で買う(ex. 1/22 FRB緊急利下げ)の方が正解ということも少なくないようです。

[東京 6日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は大幅反発。米景況感の改善や円
高一服で買い戻しが入ったほか、質の悪化した住宅ローンを政府が買い取る案を米下院民
主党が協議していると伝わり、後場は一段高となった。アジア株の上昇も安心感につなが
ったという。ただ先物主導の展開は変わらず現物の商いは膨らまなかった。日銀総裁人事
の混迷などを不安視しているとの声も合った。

・・・(中略)

米下院民主党が住宅市場支援法案を策定しており、質の悪化した住宅ローンを政府が買
い取る案を協議しているとロイターが伝えると先物への買い戻しが強まり、裁定買いから
日経平均現物の上げ幅も一時400円に迫った。
 市場では「米下院民主党が住宅ローンの政府買い取り案を協議していると報じられ、先
物に買いが入ったほか、公的年金による買い観測も出ている。米国で公的資金注入などを
含めた抜本的な対策が出れば、状況が一変する可能性もあり、売り方が買い戻しを急いだ
ようだ」(大手証券情報担当者)との声が出ていた。

・・・(以下略)