オシレーター系指標の泣き所

RSIのようなオシレーターは短期間で「買われている/売られている」ことは分かっても、「買われ過ぎ/売られ過ぎ」とは
必ずしも判断できないのが泣き所です。
例えば日経平均の日足でRSI 20は年に1回あるかどうかのレベルですが・・・。



日経平均 日足 2007/11/09(10年チャート)


RSI 20付近での買いは、超短期で薄い利が抜けても、短期以上の期間での大きな利に結びつくとは限りません。
その後、株価がしばらく止まるだけでRSIは急速に回復してしまうのです。



日経平均 日足 2000/04-2000/09



日経平均 日足 2007/05-2007/10


オシレーターではありませんが、騰落レシオ、移動平均乖離率、ボリンジャーバンド等でも似た側面があります。
「稀有な売り込まれ方をされた株は値を戻す確率が高い」という命題が真か偽か、と等価の問題です。
統計を取ったわけではないので正直分かりませんが、少なくとも自明では無いと思います。