NY現況23

指数は省略します。
今週はモルガンの37億ドル追加損失、シスコの受注大幅減少の発表、ワコビアの11億ドルの追加損失・・・と悪材料が
ボロボロ出て来ました。
しかも、バーナンキ議長証言では、来年までの経済失速見通しという公認見解付き。


チャートの方ですが、NYダウ、NASDAQともに先月のネックラインを割って下落が加速してきました。
短期的には下げすぎ感もあるので、来週は止まればいったん反発入っておかしくない情勢です。
しかし、週足ではいよいよNY現況21 Black Monday 20th Anniversaryでも触れた中期トレンド崩壊の恐れが出てきました。



DJI 週足 2007/11/09



NASDAQ 週足 2007/11/09


Wトップ形成の兆し、週足ボラティリティ上昇、主要移動平均線割れ。
(チャートには描画してませんが13週線、26週線も既に割ってます。)
仮に大きな調整に入るにしても、来週ではなく、まだ時間が掛かると思いますが。


中長期の崩落あるいは数年に一回の暴落となれば、相応のダメージを受けますし、回復に長い時間を要します。
直撃は避けたいところです。