ドル円 超長期トレンド

ドル円はとうとう年初来安値更新。
昨晩110.68円で引けました。
とりわけ、現在の日経平均には、NY株式市場以上にこのドルこそ要です。


1985年のプラザ合意で一気に円高が進んだ後、1990年からのドル円の超長期チャートを見ると超長期三角持合い相場です。



USD/JPY 月足 1990/01/01 - 2007/11/09


下から切り上がるトレンドラインは、1995/4/19の79.75円、2005/01/17の101.67円を直線で結んだものになります。
現在は約108.04円を走っていて、1ヶ月ごとに約0.19円ずつ切り上がるラインです。
目先の下値抵抗ポイントにもなる昨年最安値の108.96円(ブルー直線)ともほぼ一致する水準。
なかなか面白い符号じゃないでしょうか。


この108円の水準をしっかり割り込んでくると、ドル崩落がさらに加速する可能性があります。
悲観シナリオは想定しておくに越した事はありません。
超長期の話ですから、これから数日ですぐにどうというわけでもなく、当面常に要警戒だと思います。