投資における我慢、2つ

投資スタンスにもよりますが、投資における大切な我慢は2つあると思ってます。


一つは、買ってから芽が出るまで持ち続ける我慢。
これは良く言われている事です。
もっとも、これは半分は真実で半分はウソだと思ってます。(長期上昇波動を捉える 1参照)


もっと大切な我慢。
それは買わない我慢じゃないでしょうか。(売りも合わせるならポジションを建てない我慢、ですね)


掲示板などには「全力買い」なんて単語が飛び交ってますが、これは例えるなら戦争で全弾発射するのと同じ行為。
その後にチャンスがあっても、弾を撃ち込むという選択肢は既に無く。
あとは戦果が上がるのをただ祈るか、撤退か、の二択しかありません。
レバレッジを効かせた全力買いはさらに危険で、戦果が上がるのを待つことすら、ままならなくなります。


投資に限らず、不確定な状況の中、行動選択肢を狭めるというのはそれだけで不利な行為です。
これをやるべきなのは、百戦百勝の状況だけです。
そして、その判断が出来るのは相場の神様だけでしょう。


長期投資で買ったら芽が出るまで1年でも2年でも我慢して待てとは聞きますが。
長期投資ならばこそ、買いチャンスが来るまで1年でも2年でも待て、という話はあまり聞きません。
不思議です。
まぁ、休むも相場、という格言はありますかね。