買いは家まで、売りは命まで

売り建てを行われる方は、良くご存知だと思いますが・・・この格言は本当にその通りです。
大きな売りポジションを取ると、時には、本当に命を取られるような目に遭います。
売り建てするなら、この格言の意味を、言葉としてでなく「実感として」肝に銘じておくのは大切です。
実際に痛い目を見ないと(痛い目を見ても?)、中々身に沁みないのですけどね。


以下は、売り方の立場からゾッとするチャートです。
実際、私が売り方として参戦したものも幾つか含んでます。(こんなチャートでも利益を出せた取引もあるんですよ)


ITバブル時のNASDAQ

NASDAQ 週足 1995-2000


ライブドアショックで終焉を告げた日本新興市場バブル時のJASDAQ平均。まだ記憶に新しいですね。

JASDAQ平均 2003/01-2006/03


最近の任天堂。これはフェアバリューの域かもしれません。

任天堂 週足 2007/10/26


今年前半、環境関連が囃された相場で火の付いた銘柄の一つ、長野計器。

長野計器 日足 2006/12-2007/7


伝説的な仕手相場となった2004〜2005の丸山製作所。

丸山製作所 日足 2004/10-2005/05


ピークアウトまで含んだチャートが多いですが、もし、そこで売りで簡単に取れそうに見えるのなら、
それは過去の事として振り返るから、そう見えるのかもしれません。
途中まで隠したチャートを眺めた時、そこからまだ上がると判断できるでしょうか?


どこまで上げるか分からないなら、下げ始めたところで売れば良いでしょうか?
それが五合目での押し目となったら、目も当てられません。


ファンダメンタルでの割高感も関係無く、ちょっとした思惑一つで十分、大相場へと仕立て上げられます。
なにせ、売り方の踏み上げ自体も思惑になったりするのですから、タチが悪いものです。


これから自分が売りで儲けて調子に乗り出したら、このページでも見るようにしようと思ってますw