NY現況17 7の年のアノマリー

今晩からNY市場が再開しますが、久しぶりにNYの状況を纏めておきます。
まずはS&P500先週末の終値とチャートです。
ブッシュ大統領からサブプライムローンの借り手救済策の声明が出て株価は持ち直しました。

S&P500 1473.99 +16.35(+1.12%)



S&P500 日足 2007/08/31


急落の後、トレンド転換となるにしても、大底に対して2番底をつけるのが通例です。
が、先週大陰線からの陽転があって判断迷うところ。2番底と見れなくもありません。
短期的に逆三尊形成の格好になってます。
Wボトム形の2番底形成を見込んで売りで狙うにしても、現時点では日足ボリンジャー-2σ 1410ポイント付近までと
見た方が無難のように思います。


今回は、ついでに今年に関係するアノマリーについて書いておきます。
NY株式市場では、1987年、1997年と西暦下一桁7の年の、10月のある月曜日に歴史的暴落が起きています。
この20年の2回だけですが、いわゆるアノマリーの類ですね。
(1929/10/24のブラックサーズデー(暗黒の木曜日)も有名な暴落ですが、木曜で下一桁7の年でもありません。)

1987/10/19(Mon) ブラックマンデー

  米貿易収支の赤字幅拡大、1985年のプラザ合意後のドル安対策としての金融引締め観測に起因。




S&P500 1987年 日足

1997/10/27(Mon) マニックマンデー

  アジア通貨危機に起因。



S&P500 1997年 日足


今年のここまでの展開は、1997年に少し似てますかね?
別に今年も暴落しまっせ、と言いたいわけではありません。