小型不動産株 下方修正続々

小型不動産株が続々と下方修正を出しています。
最近では、アルデプロ、それからゼファーが昨日の下方修正発表を受けて、今日S安です。
アルデプロは利益ほぼ半減でまだマシだったのですが、ゼファーは純利益10%以下への減額という超絶下方修正。
これではS安も無理もない。


今期から低価法の強制適用が問題になっています。
固定資産の減損会計処理というのが、2006年だったかな?あたりから強制適用になったのですが、在庫資産についても
同様の評価損を毎期に必ずするということですね。
売れ残りの不動産物件の時価評価額が帳簿上の額より安ければ、それを損失として計上するというわけです。
今までこんな事が行われていなかったんですね。
言ってみれば、暴落した株を抱えたままの投資家が「今は塩漬けだけどいつか上がった時に売るから損してないよ」
と言ってるようなものです。


しかしゼファーのような減損損失が発生し得るとなると、他の銘柄も予想PERなんて額面どおり受け取れませんね。
最近の小型不動産の暴落も妙に納得できます。(遅い)