公的資金注入の可能性

先月末のバーナンキ議長、先週IMF関係者講演などでアメリカの公的資金注入検討を促す発言がチラホラ出ています。
公的資金投入には世論のコンセンサスが得られるかどうか、大統領選との絡み、金融当局のつまらないプライド
(ポールソン財務長官やECB幹部には、金融危機公的資金を投入する=無様な醜態を晒す事 という意識が少なからず
あるようです。かつて金融機関救済で公金投入した時の日本を冷笑していた経緯があるからでしょうか。)
とのジレンマもありますが、状況次第では公的資金投入止む無しという意識が浸透しつつあるように思います。


「状況次第では」というのがポイントで、上記のような障壁を乗り越えるには、やはりスケープゴートが必要なのかも
しれません。
ただ「狼が来るぞ」では人は中々納得しないものです。


ただ、公的資金投入への外堀が埋められつつあるわけで、相場の方はまだ調整甘い感がありますが、ヘタなショートも
そろそろ気を付けたいところ。
内容にもよりますが、公的資金投入のニュースが出れば相場は当然、上にぶっ飛ぶでしょうから。