中国 インフレ加速

中国の物価上昇が止まりません。


中国CPI上昇率

2006/10 2006/11 2006/12 2007/1 2007/2 2007/3 2007/4 2007/5 2007/6 2007/7 2007/8
1.4% 1.9% 2.8% 2.2% 2.7% 3.3% 3.0% 3.4% 4.4% 5.6% 6.5%


特に、食品の上昇率が直近2ヶ月とも+15%オーバーだそうです。
ドイツ銀行から、2007/09のCPI上昇率も6.0〜6.4%との予測が出ています。
上昇率が上がっているわけですから、物価はオーバーハング気味に上がっている状態です。


というわけで、人民銀行はこの週末、またもや引締めを打ち出しました。

[北京 13日 ロイター]
中国人民銀行中央銀行)は13日、景気過熱抑制のため金融機関の預金準備率を0.5%ポイント引き上げると発表した。
10月25日から実施する。  預金準備率の引き上げは今年8回目、2006年6月以降では11回目となる。
今回の引き上げにより大手銀行の預金準備率は13%となり、1988年9月から98年3月までの間の過去最高水準に並んだ。
人民銀行は、預金準備率引き上げは「銀行システムの流動性管理を強化し、過度に急速な信用とマネーの伸びを抑制することが目的」としている。
前日12日には、予想を上回るマネーサプライや貸し出しの伸びを示す指標が発表されていた。


今、中国投資で懸念事項を挙げるとしたら、インフレだと思います。
特に食品のような必需品の物価は、国民生活にモロに影響します。
中国政府が、株式市場は二の次としてインフレ退治に本腰で乗り出す可能性もあるのではないでしょうか。